LINEとAIチャットボットを組み合わせてフォロワーを自動で増やす方法

飲食店や小売店、それにWEBメディア運営社まで、多くの事業者がLINEを活用した集客に取り組んでいます。LINEフォロワーは、店舗事業者であれば来店見込み客となりますし、メディア運営社にとっては見込み購読者となります。

しかしながら、流行りに乗ってLINEアカウントを作ってみたものの、思っていたほどフォロワーが増えないという課題がよく聞かれます。

本コラムではLINEフォロワーを増やす仕組みとして、AIチャットボットと組み合わせる方法を紹介して参ります。

なぜAIチャットボットとLINEアカウントを連携することで、自動的にフォローを増やしていくことができるのか?また実際にフォロワー数を劇的に伸ばした直近の事例を紹介します。

来店時の割引クーポン発行では限界がある

飲食店などのテーブル脇に「LINEフォローで今すぐ使えるクーポン進呈!」といったポップが置いてあることがしばしばあります。来店客はその場で割引を求め、代わりにそのお店のLINEアカウントをフォローすることになります。

40bc93917d1e6d0fcefa2cd6d1d10768 s

しかしながら、このような施策を打つお店は既に五万とあり、その後の再来店を狙ったプッシュッ通知の嵐に、顧客はうんざりしてしまいます。ほとんどの情報が未読スルーとなるのが落ちです。仮に運よく新たに発行したクーポン情報が見てもらえたとしても、その内容が顧客のその場の状況にとってタイムリーなオファーかは極めて怪しいものです。実際、欲しくもないドリンク増量券やサンドイッチ30円OFFなど、魅力的なオファーとは到底思えないクーポンもよく見かけます。

さらに、LINEフォローを促す接点が基本的に来店時のみとなるため、見込み客リストとして母数を獲得していくには限界があります。また、それ以前の全く接点のない新規見込み客にはアプローチすることさえ出来ません。

以上を整理すると、課題は3つです。

  • 再来店を狙ったプッシュ通知の無効力化
  • 顧客が今ほしい情報を提供できる可能性が低い
  • 母数の獲得に限界がある。

これらの課題を解決する施策として、1つ参考になる事例を紹介しましょう。

クーポン発行以外で新規フォローは集まるか?

暮らし上手というメディアをご存知でしょうか?主婦向けに暮らしに関する情報を届ける雑誌を中心としたメディアで、エイ出版社が発行しています。

暮らし上手のLINEアカウントはAIチャットボットを活用してフォロワーを劇的に増やしています。1年以上かけて集めてきたフォロワー数の約1.5倍の新規フォロワーを、わずか1週間で集めることに成功しました。単純計算はできませんが、仮に月換算にすると100倍のスピードで新規フォロワーを集めたことになります。

具体的な施策はこうです。LINEアカウントにAIチャットボットを搭載し、これまで同メディアで紹介してきた100名以上のプロ料理家レシピをAIチャットボットに教え込ませ、LINEユーザーはフォローをすることで、いつでも高品質なレシピをチャットボットから教えてもらえるのです。

d22918-130-837850-2

LINE上で野菜の名前を話しかけると、チャットボットはその野菜を使ったレシピを紹介してくれます。また、ユーザーが今の気分(例えば、もやもや)を伝えると、その気分にあったレシピを提示してくれます。ユーザー側からすれば、どんなレシピを教えてくれるのか、どんな風に紹介してくれるのか、楽しみに使うことができます。単純に情報が届くのではなく、ユーザーが能動的に試してみたくなるイベントを仕込むことで、日々の単調な作業に少しの彩りを提供できるサービスとなるのです。しかも、実際に役に立つ情報であることが、さらにフォロー数を伸ばした要因であると考えられます。

ユーザーを動かすのは金銭的メリットではなくエンタメ性

LINEをフォローしたくなる仕組みは、クーポンなどの金銭的メリットだけでは不十分です。特に昨今は、モノ消費からコト消費へと言われて久しく、顧客は経済的なオファーよりもむしろエンタメ性や気づきを与えるオファーを求めています。

c067da5c6def6de816c1d4426db2dc53 s

例として出版社が運営するメディアのLINEアカウントの成功事例を紹介しましたが、LINEアカウントを設置する事業者であれば業種業界は問いません。例えば、アパレル小売であれば、洋服に詳しいショップ店員がもつコーデ情報を、AIチャットボットにタイプ別診断形式で覚えこませ、ユーザーに展開してみるのも面白いでしょう

また例えば、動物園であれば、動物占いをAIチャットボットに覚えこませ、ユーザーに楽しんでもらうこともできます。またAIチャットボットを搭載することでLINEアカウントは擬人化することができるため、そのキャラクターやセリフを個性的なものにすれば、LINEアカウント自体が話題となることも充分ありえます。

LINEアカウントをただのメールマガジンの延長として使うのではなく、チャットツールであるからこそ表現できるエンターテイメント性をソフトとして乗せることで、顧客との関係性を向上させ、またオンライン上での新たな接点となるがゆえに、これまで届かなかった顧客層にも幅広くリーチできることとなるのです。